Iot市場で良い製品を生み出す為に考えること〜短所をどのように考慮するか?

自動車や住宅等の「IoT化」という言葉を至るところで目にするようになってから、日々様々なモノが急激な速度でインターネットと接続されています。

例えば、Wi-Fi接続タイプのIoT家電、
Panasonic社のスマ@ホーム開閉センサーは、
スマホにも通知可能なホームネットワークシステムを構築しています。
開閉センサー KX-HJS100

また、Bluetooth/イヤホンジャック接続タイプのIoT家電では、Qrio Lockのような商品も登場。

この商品はドアのサムターンに取り付けることにより、スマートフォンでカギの解錠/施錠を行うことができるデバイスです。

有名なIot商品の例としては、セブンドリーマーズ社のランドロイドもその一つ。

衣類折りたたみロボ「ランドロイド」

ランドロイドは、「洗濯の自動化の先は不可能」と言われていた、
「洗濯後の衣類の自動化」を実現した、
全自動衣類折り畳み機です。

IoTにより生活に利便性が高まり、
ビジネスも加速するなどと迄語られている程です。

この様な商品登場の背景から、多くの企業がIoT製品市場に参入している現状ですが、何でもかんでもインターネットに接続すれば売れるという事はもちろんありません。

IoT製品として市場導入した結果に、売れるサービスもあれば売れないサービスもあります。 IoT製品市場にいざ乗り込もうとしている企業は、 売れるサービスを開発し、市場に評価される価格で、一定数以上の量を投入する必要があります。

つまり、「インターネットに接続されたモノさえ作れば売れる」という固定概念を払拭し、まずは市場の評価と適切な投資、専門家の確保が重要になってきます。

最初の例に挙げたセブンドリーマーズ社は、
その話題性、商品アイデアやプロダクトアウト性から100億円以上の資金を集め、一躍時代を牽引するかに思われました。

しかし、組織構築と十分な専門家の確保がままならず、全自動折り畳み機を発売してから2年ほどで会社自体が破産に追い込まれてしまいました。

IoT市場で商品を広く普及するためには、
モノをインターネットに接続する、Iotにする必要性をもう一度考え直し、
理解のある投資家やスポンサーと連携し、
組織に専門家を適切に配置することが最低限必要になってきます。

数年前にクラウドという言葉が流行ったときは、
クラウド化すれば売れるという考えのもと参入した多くの企業が
同様の背景で 市場競争に敗れています。

いつの時代でも、ビジネスの節目には同様のことが起きております。

破産に追い込まれてしまったセブンドリーマーズ社は全自動衣類折り畳み機に対し、不完全なAIを使用した判定処理機能、感知機能であるのにも関わらず、改善することなく実装したままIoTの機能まで実装してしまったため、便利とは言い難い上に高額。

185万円という軽乗用車が一台買えてしまいそうな程の高い金額で予約制であった事が裏目に出たと言われています。

よって、売れるIoT製品について考えてみると、何が売れない製品なのかを考える事で失敗を回避し、成功に繋げていけるのではないかという事になります。

これは、すべての商品開発、サービス開発に当てはまることですが。

Iot市場で良い製品を生み出す為に考えること〜短所をどのように考慮するか?

大学生の就職活動に例えるならば、まず最初に行うことは自己分析だと言われている様に、製品について深く、そして客観的な自己の理解が不可欠です。

分析後にアピールする内容を考え、面接で質問されそうな内容について予測し
それについての回答を考える必要があるでしょう。

代表的な質問として挙げられるのが長所と短所ですが、最初のステップである自己分析なくして回答することは難しいでしょう。

大学生の就職活動においても、自らの短所を知り、長所を知り、アピールポイント(商品で言えば、機能性やベネフィット)を構築していきます。

ここで、アピールポイントの基礎である長所を客観的に把握することは決して簡単なことではなく、長所を知る事は短所を知る事の倍以上の難易度があるとも言われています。

その様に考えてみると製品の市場導入においては、
製品のIoT化をする事でどの様な短所があるのかを良く理解し、
長所を把握する事で、提案力や調達方法、選ぶ投資家やスポンサー
専門家に求める領域も変わっていきます。

このようなアプローチは言葉にする必要もなく、至ってシンプルですが、開発する上でも根拠なきIoT化やトラブルの多いIoT製品の開発を避け、より良い製品の開発に繋げていけるのではないかと思っています。

Author: Y.M

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